岡邉晴香さん11月報告書

こんにちは。岡山旭川ロータリークラブの岡邉晴香です。
11月の報告をさせていただきます。

アメリカに来て3か月が経ち、もう4分の1が過ぎたと思うと長いようで本当に短いなと思います。

私はseniorといって日本では高校3年生にあたる学年に所属しています。
18歳になると車を運転している友達もたくさんいるし、親の署名が必要なくなったり、選挙権も与えられえて、日本でいう二十歳のように大人として扱われます。

11月4日はelection day といって選挙のために学校も休みでした。
選挙率が低いのが問題になっているのはアメリカも同じようです。

3か月seniorとして過ごして気がついたのは、大学への意識が強いということです。
日本は入試の存在感が大きすぎて大学に入学してからの事は高校ではほとんど考えませんが、アメリカでは大学を意識してエッセイの書き方や引用のやり方を細かく習ったり、大学がいかに大変かを先生が何度も強調したりします。

そんな先生VSそうはいっても高校生活を楽しみたい生徒で授業2時間を潰すバトルが起きたりもしました。

また、これは学年関係なくだと思いますが、ノートをとることが日本に比べて少ないなと感じています。
Anatomyでは骨の勉強をしたときに図に書き込むのではなく、グループごとでスケルトンを作りました。
私たちのグループは安くすむからと新聞紙を使いましたが、中にはマシュマロをつなげて背骨を作ろうとして挫折したグループもいて面白かったです。
AP Englishではエッセイを書いたりプレゼンをしたりと実践が多いです。
プレゼンでは嫌だ嫌だと言いながらもみんなきっちり準備して原稿もほとんど見ず堂々と発表していました。

私は大人数の生徒の前で発表するのはその時が初めてでした。
友達に朝から「準備できた?楽しみにしてるよ!」と言われてさらに緊張しましたが、みんな真剣に聞いてくれて無事に発表でき、大きな達成感を得られました。
AP Englishは入試問題の過去問など本当にまったくわからなくて凹むこともありますが、先生や友達に気遣ってもらいつつ一番やりがいを感じられる授業です。

11月最後の週はThanksgivingで学校が一週間休みでした。
宿題がほとんど無く、「宿題の無い休みなんて幼稚園以来だ」と言うと「アメリカ人で良かった」と言われました(笑)木曜日にはホストファミリーの親戚が20人くらい集まって七面鳥やパイなどを食べながら話したり映画を見たりしました。

25年ほど前にロータリーの青少年交換でホストマザーのお父さんとお母さんの家にステイしていたブラジルの人も帰省(とはちょっと違いますが)していました。
みんなとても温かく迎えていて、私もこんな関係が続けられたらいいなと思います。
毎年恒例のニューヨークでのパレードもテレビで見て、初めてのThanksgivingを満喫することができたと思います。

さて、ウェストバージニアではとっくに初雪が降り、すでに岡山の一番寒い時期より寒いくらいの気温になっています。
お店はすでにクリスマスモードで、私が所属しているバンドもクリスマスコンサートに向けて練習中です。
この3か月間でだいぶ英語の力もついてきたかなと思います。

ホストファザーは最初に比べ話すスピードを上げていたらしいのですが全然気づかなかったので、聞き取る力は上がったのかなと思います。
話す方も、聞かれたことに返事をするだけでなく、自分から聞いてみたり、相槌だけでなく言いたいことを言えるようになってきたように思います。
とは言っても、まだまだ英語で思っていることを伝えたり普通におしゃべりすることはできないので、もっと積極的に話してスピーキングの力を上げたいと思っています。

報告書では触れませんでしたが、写真はロータリークラブの方と道の真ん中で募金活動をしたときのものです。
道の真ん中でも、車を止めてまで募金してくれる人がたくさんいてうれしかったです。

もう一枚は私は写っていませんが、Thanksgivingの日の親戚の子です。
髪型の意図はわかりませんがかわいかったので…(笑)

以上を11月の報告書とさせていただきます。

岡邉晴香

01 02

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