伊藤香織さん5月報告書

皆さんこんにちは。
留学生活はもう一か月を切ってしまいました。
早くも帰国していく留学生の報告を見るたびにとても寂しく感じています。

今月はアメリカでの学校生活を終え、学校の友達、お世話になった先生方との別れもありました。
学校での1年間を振り返ってみると、本当に挑戦する毎日だったと思います。

話そう!話そう!と努力しつつも話せなかったり、声をかけてもらえてもうまく対応できなかったりと苦戦するばかりでした。
また、来た頃は早く慣れようと急いでいた気がします。
何をするにも焦ってばかりで、上手くいかないことばかりでした。
それでも今こうして振り返ると、初めはうまくいかなくて当たり前だと改めて思います。
自分ができることから少しづつ始めて行けばいいです。

友達作りに関して何かアドバイスができるとしたら部活に入ることです。
私はスポーツが好きなので1学期にサッカー、2学期にテニスに所属しました。

練習の中では自分はあまり緊張しないで人に話しかけることができると感じました。
普段より素直になれるというか・・
また、上手くいった、試合に負けた、そういった場面でお互い喜びや悲しみを共有して仲が深まりました。
私の場合はスポーツでしたが、自分のできること、好きなことは本当に自分のアピールになるので積極的に出していって良いと思います。

こちらは卒業シーズンでもあり、多くの先輩方が卒業されました。
部活で、各クラスで・・本当にたくさんの先輩に助けていただきました。

こちらでの生活で感じたことは日本のように先輩と後輩の間がきっちりと分けられている感じがなく、そのため、つい最近まで相手が先輩であることに気づきませんでした。
お互いの距離が近いという意味ではアメリカの学校は学年間の壁があまりなく、交流しやすいと思いました。

料理クラスを1年間受けましたが、私にとっては特別なクラスでした。
家庭科とはまた違って、料理人として将来生かせるような技術を身に着けることができます。
実習授業も多く、まるで専門学校のようです。
授業の内容は確かに特別なことばかりでしたが、このクラスが印象に残っているのはある理由があります。
うまくいかないと感じたことが多かったからです。
特にペア実習の際、協力しあうことが難しいと感じました。
意見がすれ違うこともしばしばありました。
けれど1つ言えることが、もちろんその時はつらかったけれど、1番人と向き合えた授業になったということです。

学校だけで本当にたくさんの物語がありました。
友達の、先生方の支えで、学校を無事に終えることができて本当に感謝です。
自分が成長できたことを信じて、そして残りの日々を大切に楽しんでこの留学を終わりたいです。

ロータリー交換留学生2014-2015 伊藤香織

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