クラブ米山記念奨学委員長研修会、米山記念奨学生・米山学友親睦会報告
クラブ米山記念奨学委員長研修会、米山記念奨学生・米山学友親睦会報告
2015年9月6日、午前10時からANAクラウンプラザホテル岡山において第2690地区67クラブの米山記念奨学委員長を対象に米山記念奨学会の事業活動について理解を深めて頂くために研修会を開催致しました。
当日は、佐藤芳郎地区ガバナーをはじめ地区役員の皆様、米山記念奨学会評議員 延原 正様、公益財団法人米山記念奨学会 学務・学友担当の武本泰子様、米山記念奨学生、米山学友会の皆様にもご参加頂き総勢95名での開催となりました。
午前中の研修会では、日本のロータリーの創始者、故・米山梅吉翁の偉業を記念し、後世に残るような有益な事業を立ち上げたいという気持ちから1952年に東京ロータリークラブが奨学事業の構想を立案され、海外から優秀な学生を日本に招き、勉学を支援する奨学事業が始まりそして全国地区の合同プロジェクトになっていった事など学んで頂きました。武本泰子様には、奨学事業の活動状況を具体的に分かりやすく卓話を頂き、参加者の皆様に一層のご理解を頂けたのではないかと思います。
また、この度は米山記念奨学生の何 暁恩(カ ギョウオン 中国籍 島根大学学部生)君には、何故日本に留学しようと思ったのか、休学して苦手の英語を克服するためにアメリカに語学留学をしたことなど体験談を流暢な日本語で語って頂きました。質疑応答では、参加者から中国人留学生は、経済的に裕福な人が多く困っていないのではないかという質問を頂きました。昨今の日中の国際情勢からこの様に感じておられるロータリアンの方々も多いと思いますが、この奨学事業の原点には、「将来の日本の生きる道は平和しかない。その平和日本を世界に理解させるためには、アジアの国々から一人でも多くの留学生を日本に迎え入れて、平和日本を肌で感じてもらうしかない。それこそ、日本のロータリーに最もふさわしい国際奉仕事業ではないだろうか」(「ロータリー米山記念奨学会史」より)というように、二度と戦争の悲劇を繰り返させないために、国際親善と世界平和に寄与したいという当時のロータリアンたちの強い願いがあったということをご理解頂きたいと思います。この奨学事業は、ご存知のようにロータリアンの善意の寄付から成り立っており当地区では、普通寄付金と特別寄付金を合わせて一人15,000円を目標としていますので、ご理解とご協力を宜しくお願いします。
米山記念奨学会委員長 安井英規(岡山南ロータリークラブ)