女性の就業支援活動
女性の就業支援活動
2015年4月25日にネパール中部を襲ったマグニチュード7.8の大地震で、75郡のうち14の郡が深刻な被害を受けました。数多くの村が全壊し、約9千人の人が亡くなりました。
パタン市のルーザートレーニングセンタ―が借りていた建物にも亀裂が入り、使用できない状態になりました。町中が罹災のために、地震が発生の3か月後に、ようやく同じ建物内で被害一番少なかった3階の部分で職業訓練を再開しました。
今回の地震で、家族や家を失った女性たちを対象にした技能取得プロジェクトを実施したいと考えていましたところ、幸いにも国際ロータリー第2690地区のご支援で2015年12月から被災者の女性たちに無料ミシン縫製教室を開始することができました。現在、被害を受けた7郡の地域から若い女性20人が裁縫教室に通い技能を学んでいます。彼女たちは、家を失いこれからどのように生活をして行くのか自分を失っていた時に、ミシン縫製の技能習得により、近い将来に生活自立ができることを何よりもうれしく思っていると口々に話をしてくれました。プロジェクトのご支援いただきましたロータリアンの皆様に心から御礼と感謝を申しあげます。
報告者:アルチャナ・ジョシ