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岡邉 晴香さん(岡山旭川RC)5月10・11日の京都研修の報告書

2014/05/30

京都研修報告書
 

5月10・11日の二日間、京都研修に行きました。日本人学生二人と外国人学生二人という、学校の修学旅行では経験できない京都研修となりました。この報告書では京都での経験を主に二つに分けて報告したいと思います。

 一つ目は日本文化の体験です。京都での二日間、表千家訪問・舞妓体験・清水寺・金閣・二条城・西陣織会館といった様々な日本や京都の文化、歴史に触れてきました。清水寺・金閣・二条城は小学校や中学校の旅行でも行きましたが、高校生になって行くと、大河ドラマのシーンや歴史の舞台となった場所なのだと思うと以前より感慨深かったです。歴史では「建物=権力の象徴」というイメージを持っているので金閣や二条城を見るとその大きさや豪華さに圧倒されます。また、パソコンも重機もない世の中での二条城のうぐいす張りの廊下や清水寺の釘を使っていない組み方を見ると昔の日本の技術は本当にすごいと思います。今同じことを手作業でしようと思ってもできないのではないかと思います。世界に誇れる「かっこいい・すごい日本」です。また、表千家訪問や舞妓体験といった修学旅行では経験できない貴重な経験もさせていただきました。表千家の不審庵は本当に静かで、最近ではあまり無いゆったりした時間を過ごしました。昔の西洋建築では噴水のような豪華さがありますが、日本では鹿おどしのような静かな素朴さがあり、その価値観の違いが日本と西洋の最も大きな違いの一つなのかなと思います。舞妓体験は、思った以上に衣装が重たくとても疲れましたが、楽しい思い出となりました。実は、舞妓とは何なのかを京都から帰って調べたので、事前に調べておけばもっといろいろな事を考えながら体験ができたかもしれないと残念に思います。改めて日本文化を見たり体験したりすると、その技の細かさや工夫に驚かされます。最近日本文化が世界から注目されているのも、西洋にはない繊細さや「おもてなし」の心があるからだろうと感じました。

 二つ目は、一緒に行った三人と過ごした時間です。二コルとは学校が同じでクラスも同じなのですが、今まであまり話す機会がなく、今回の研修でたくさん話すことができました。二人のインバウンドはアメリカの文化や留学で気を付けることなどを教えてくれました。伊藤香織さんとは、同じ青少年交換をする日本人として最近何を考えているかを話したりして、三人とはとても充実した時間を過ごしました。二コルとアマンダが英語で話しているときは聞き取るのが精いっぱいでしたが、四人で日本語と英語が混ざった会話をしていろいろな事を学びました。二コルとアマンダは、アメリカでは危険なことも起こるかもしれないから対処をしっかり考えて行くように教えてくれました。二コルが言った、「It wouldn’t happen, it shouldn’t happen but it COULD happen.(危険なことは滅多に起こらないし起こってはいけないけれど、起こりうるのだ。)」という言葉が印象的でした。怖いことからはつい目を背けがちですが、そちらの準備も怠ってはいけないと気が引き締まりました。三人と話す中で、「何のためにアメリカに行くのか」を忘れてはいけないことを改めて強く思いました。目的を忘れてしまうと、留学だけで満足して自己目的化してしまいます。せっかくこんなにも貴重な機会を頂いているのだから、自分がアメリカで何を学び、それを将来どう生かしたいのかをもう一度肝に銘じるきっかけになりました。三人との出会いに感謝です。

京都研修では、普段は見ることのできない日本文化を改めて知り、留学への覚悟を固めることができました。また、選考会からの5か月半、自分のアンテナが広がり、充実した毎日を送っています。いずれも、ロータリークラブの青少年交換プログラムでなければできなかった体験です。本当に感謝するばかりです。出発までの約2か月間、京都で見、体験し、考えたことを忘れずに準備を進めていきたいです。

岡邉晴香


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