「職業は武装解除」の感想文を読んで

2014/03/08

「職業は武装解除」の感想文を読んで
青少年交換委員長 近堂申洋
 
「職業は武装解除」の著者の瀬谷ルミ子さんは、紛争後の平和構築や兵士の武装解除に関わる活動を現地でされてきた方で、まだ35歳くらいの女性です。2011年、Newsweek日本版「世界が尊敬する日本人25人」に選出されました。

前回の「ぼくは13歳 職業、兵士。」もそうですが、今回の課題図書も重たい内容でしたね。
二人とも戦後処理における「人々の心」をしっかり読みとられているようです。
このようなことは教科書ではなかなか学べないことですね。ひょっとしたら、今の平和な日本の状況では、お爺ちゃんお婆ちゃんから聞いてないかもしれないですね。
二人とも良い意味で「きっかけ」になる書籍だったようですね。
ちょっと違いますが、私は「永遠の0」という映画を連想しました。この映画は世代をまたいだ口承で展開するストーリーでした。
また、二人とも内容を噛みしめながら日本を振り返り、日本人としての立場で考えていました。
二人を「小さな親善大使」として派遣する立場の者としてとても嬉しく思います。
どうか、二人の日本人がオハイオとフロリダに居た証しを残してください。
ハルカとカオリの笑顔がみんなの記憶に残りさえすればパーフェクトです。あまりプレッシャーを感じないでくださいね。
瀬谷さんは、とても危険な場所で大変な苦労をされてますが、何が彼女をそこまで駆り立てるのでしょう。
何にそこまで生きがいを感じるのでしょう。
「何」はともかく、自分で選んだ道を突っ走るのは強いのでしょう。
この書籍が、二人の旅立ちのエールとなれば幸いです。
 


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